希硫酸に浸け薬剤を洗い落として、ヤスリで形を整えます。 リングは指あたりを大切にしますから、内側カーブも念入りに成形します。 外側も柔らかいカーブを描くように削り出します。 |
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ヤスリが終わったら、「キサゲ」という刃物でヤスリ目を削り取ります。 表面が艶消しですと形の狂いが判断しにくいので、一度簡単に磨き、表面の写り込みの変化を見て形を修正していきます。 |
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ヤスリやキサゲで修正が終わったら、写真の棒「ヘラ」をリング表面に丹念に押しつけ磨き上げます。表面が加工硬化を起こして傷が付きにくくなります。 このヘラは炭素鋼でも自作できますが、超硬ヘラというダイヤ粉でしか磨けない硬いヘラです。このピカピカがリングの表面に押しつけることによって転写されます。 後は、上の写真の「バフ」をサッとかけ、最後は特別に精製された鉄の錆(ルージュといいます。鉄錆ですから赤いんです(^_^) ちなみにバフに付けるのはグリーンルージュとか青棒とかいうものです)の付いた布で手磨きして出来上がりです。ときにはアモールという研磨剤も使います。 いかがですか?きれいでしょ(^_^) |
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