加工する物に傷を付けないで打ちたいときに使います。
金槌などは頭と柄を別々に買ってきて自分ですえますが、柄の切り取った余り部分を多くは使う事になります。写真は先が平らな物だけですが、丸くしたのもあります。(私の場合は、平たいのを使う機会が多いです)
四角いのは強化木と言うらしいですが、真空状態でウレタン樹脂を芯まで含浸させたとても硬い、木と言えないような木です。角がへたりにくいので使ってます。
制作で組み上げてる途中、金槌やヤットコでは加工出来ない場所によく使います。木槌や金槌では狙いを付けにくいとか、歪みを一部分だけ取りたいとかですね。あと、ホントはやっちゃいけないと思いますが、貴石のセッティングの際、テーブル面※1を揃えるのに石をはめたまま座※2に向かってコツコツやります。工業分野でも硬度の違う部材を組むとき、部材を組んだ状態で一方に打撃を加えて部材自体で成形と組み上げを一度にする方法があります。おおざっぱな呼称ですがハンマーリングといいます。
座はちゃんと作りますけど、石の座り良くなり反射が揃うのでので、大きい石や半貴石以外はちょくちょくやります(^_^;)
※1 テーブル:多面カットされた石の真上を向く面です。
※2 座:石をはめ込む部分の、石を下から支える部分です。
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