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ドリル

ドリル
ご存じドリルです。

非常に種類の多い工具の一つです。穴開け対象(木、石、ガラス、金属各種類ごと)によっても、ドリルの刃の形状や素材等が違います。私は普通の鉄工用ドリルを使います。

刃を取り付けるのは、小さい順に、ピンバイス※、手回しドリル、ボール盤※です。他に、大昔の火起こしで使うようなトンボ※という道具も使います。刃の径は、0.5mm〜5mmまで大体0.1mmきざみで揃えてあります。
小さい径の刃や成形で使う時はピンバイス、ちょっと径が大きく、何個も開ける場合は手回しドリル、刃の回転スピードが欲しい時や正確な調整が利くトンボ、大きい径や長穴はボール盤を使います。

刃は買ってきたまんまだと、開けた穴の底が三角おむすびの形に掘れてしまうので、石をセットする角度(仕上げの工具が他にあるので正確な角度を計っている訳ではありませんが気持ちです(^_^;))にするとともに、ちゃんと円錐状に切れるように研ぎ直します。
ドリルを研ぐというのは、結構一般的な事で、私の仕事では普通の三角ですが、工業分野では、真っ平らだったり、ろうそく型だったり、横から見ると二つ山だったり、ギザギザの山だったりと先端を用途によって研ぎ直して使います。

※ピンバイス:バイスと言っても棒状のものの持ち手になるような道具です。
※ボール盤:電動ドリルが正確に上下して台座にある物に穴開けする工具。
※トンボ:先端にチャックと重りが付いた芯棒に紐を絡ませた横棒を上下させて刃を正逆往復回転させる昔ながらの道具。

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