多摩川で拾った、ただの石です。
これを打ち付ける事で、作品へテクスチャーを付けます。石の表面が地金※に転写されます。(石を叩き付けるのではなく、もっと大きな石へ地金をあて、金槌で地金側を叩く方法もあります)
地金にテクスチャーを付ける方法は大変多くありますが、私が好んで使う技法です。テクスチャーが自然で、作為的ないやらしさがない点をとても気に入っています。いろんな石を試して、今のところこの石に落ち着いています。この石は目の状態もいい上に、叩き付けて潰れても下からどんどん同じ目が出てくるので重宝しています。いくらいいテクスチャーが打てても、それを持続出来ないといい道具とは言えないですね。もちろん、他にもいい感じの石はいっぱいありますから、今度の休日は河原へGOですね。
※地金:ジュエリー・アクセサリーで本体に使う金属
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