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朴板(ほおいた)

朴板
主にヘラやタガネ等の工具を磨くときに使います。ピカピカじゃないと困る工具を光らせる道具ですね。

朴木(ほおのき)の板です。質が均質で研磨材の付きが良く、適度な堅さの、磨く台に最適な木材です。これに研磨剤を付けてゴシゴシこすると磨けます。研磨材はダイヤモンドの粉のペーストです。他の朴板はまた別の研磨材を付けています。写真の溝は棒状のヘラやタガネを磨く時に出来る溝です。下の丸いくぼみは、シルバーボールをここへはめてバフ掛け※するくぼみです。この際のバフは嵌ったボールを転がす役目で、穴の壁が磨く事になります。きゅぃ〜んと、あっという間に磨けます。

朴木は炭にすると良質なヤスリになります。朴炭(ほおずみ)といいます。漆工芸をはじめとする工芸分野や銅版画等で重宝されています。工芸分野ではヤスリに自然素材を使う事も多く、他にトクサ(木賊とか研草と書きます)や椋(むく)の木の葉、鹿の角を焼いたもの、綿を使ったりします。散歩の時、駐車場脇に生えていたので獲っておこうかと思ったんですが、思ってるうちに引っ越してしまって残念な思いをしています(^_^;) 今度見つけたら迷わずゲットです。

※モーターに円形の布を束ねて付けた磨く為の機械です。バフ(羽布)。

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